平飼いにわとり

ヒナたちが立派な大人になり、
毎日たくさんのたまごを産んでくれるようになりました。





毎朝、産卵箱を見に行くのが
楽しみです。





同時に、
「ありがとうね」
という気持ちが、
心いっぱいに広がります。




なんて健康的な朝なのーーー♪






というわけで、
今日は、ここのにわとりさんたちが
住んでいる「平飼い」という
お家について、ちょいと説明をば・・・






「平飼い」っていう言葉自体、
研修に来るまで知らなかったbigrovyちゃんでした。







にわとりの飼い方は大きく分けて
「ケージ飼い」
「平飼い」
「放し飼い」
の3種類あって、
下から飼う鶏の数が多くなっていきます。






「ケージ飼い」は、
鶏舎内に鳥かごを設置して、
鶏たちが身動きできなくなります。
多い所では10万羽ほど飼育するので、
鶏舎内での感染病や、汚染を防ぐために
鶏たちにワクチンを接種し、床には
殺虫剤をまきます。
たくさんのたまごを売るための、
いわば、工場となっています。




「平飼い」は、
鶏舎内に、自由に鶏たちが生活できるよう、
エサ箱と、産卵箱を、ポンポンと
離れた所に設置します。
だいたい3000羽くらいは
平飼いでも大丈夫です。






「放し飼い」は、
昔の一般家庭でもよく飼われた
やり方で、5羽くらいを
庭に自由に放して育てる方法です。






にわとりにとって、
どの環境が一番適しているでしょうか?







そして、それぞれの鶏から産まれた
たまごたちは、どの環境が一番
美味しく、栄養価が高いでしょうか?







だれが、どう、考えても
すぐに分かりますよね。






私が挑戦している「平飼い」は、
鶏舎内に約50羽の鶏が生活しています。









鶏舎に30分もいれば、
全ての鶏の背中をなでてやる事もでき、
一緒に遊んでやる事も出来ます。








鶏たちも、そういったコミュニケーションで、
他動物との共生を学び、
仲間同士の結束も深まります。







寝たい時に眠り、
飲みたい時に水を飲み、
お腹いっぱいにエサをほおばった
にわとりのたまごは、
色も形もそれぞれで、
本来のたまご色をしています。






ファーブル昆虫記のファーブルさんは、
「この世で一番美しい色は、
自然の中で産まれたたまごの色だ」
と言っています。










作られた「白いたまご」
産まれた「赤茶色のたまご」






お金では評価できない
自然の産物なんですね。






そういった自然の恩恵を
頂く私たちは、
もっと選ぶ目を養うべきだと
思うわけなんです。






おかげさまで、
ここで産まれたたまごたちは、
大変好評です。





食べてくれた人たちは、
きっと、体で分かったんだと思います。





私は、毎日、鶏たちに
元気をもらって、元気をあげて、
そっとたまごを頂いています。






研修に来る前まで、
こんな感情になるとは思ってもみなかったなぁ。






そして、にわとりたちの
悲しい現実も知る事になるんだけど。






海外では、
「Free Range」
「Cage Free」
というラベルを貼ったたまごが
ほとんどです。






「平飼い」という意味です。






日本ではどうでしょうか?






気がついた時に、たまごの陳列棚を
見てみてくださいね。






なにも書いていなければ、
それはほとんど、
「ケージ飼い」です。






ボイコットをする勇気で、
にわとりさんたちも救われます。







あ〜。。




今日もまじめになっちゃった〜。。。





明日は休みだ♪
思いっきり遊んでこよっと!