365日

今朝、ボロボロになった雑巾を、
じ〜っと眺めていたトメさん。





トメさんは、この農園のおばあちゃん。





「見て、この雑巾。ボロボロになって。
でもねぇ、これがあるから今があるんだよね。」





トメさんは、そのボロボロになった雑巾を
大事そうにたたんで、そっと机の上に置きました。





ただただボロボロになったわけではなく、
始めは真っ白で分厚かった雑巾。





いろんな所で、いろんな人に使ってもらって、
まもなくお役目を終えようとしていても、
まだ、大事にしてくれる人がいる雑巾なんだね。




そういう気持ちを、
育てたいと思った朝でした。




トメさん、ありがとう。











聞こえてくる 流れてくる
君を巡る 抑えようのない想いがここにあんだ
耳を塞いでも鳴り響いてる



君が好き 分かっている 馬鹿げている
でもどうしようもない
目覚めた瞬間から また夢の中
もうずっと君の夢を見てんだ


同じ気持ちでいてくれたらいいなぁ
針の穴に通すような願いを繋いで


365日の
言葉を持たぬラブレター
とりとめなく ただ君を書き連ねる
明かりを灯し続けよう
心の中のキャンドルに
フーっと風が吹いても消えたりしないように



例えば「自由」
例えば「夢」
盾にしてたどんなフレーズも
効力(ちから)を無くしたんだ
君が放つ稲光に魅せられて



「ひとりきりの方が気楽でいいや」
そんな臆病な言い逃れはもう終わりにしなくちゃ



砂漠の街に住んでても
君がそこにいさえすれば
きっと乾きなど忘れて暮らせる
そんなこと考えてたら
遠い空の綿菓子が
ふわっと僕らの街に
剥がれて落ちた