決戦の日は雨

時は午前6時。





場所は鶏舎前。






雨のしたたる薄暗い決戦の場にて
相手は「押し切り」。






big「いざ!勝負!!」







山盛りの草を押し切りに押し当て、
一気にその刃を振り落としたその時!!!






ザクっ!!!!!






big「ぬおぉぉぉおおおーーーーー!!!!」






bigrovyちゃんの親指が、
押し切りのひと刃によってペロン。






big「なんじゃこりゃーーー!!!」






舞う血しぶき!
一気に肘までしたたり落ちる!!





big「お・・おぬし・・・なかなかやるのぉ・・・
しかし・・・この勝負・・負けて帰るわけには・・・」








Nくん「bigrovyさん、もういいですよ・・・
あとはやっておくんで。」








big「くっ・・・・。今日のところはこれまでにしてやる!!
覚えてやがれってんだ!!!」










ぼろ負けです。テンションダダ下がりです。







血だらけの手をかばいながら
ひとりさみしくマキロンです。







痛いよ〜








まだ血が止まらないんだよ〜












だから、今日のポジションはここ。
ピーナツペーストのフタをプラスチックフタで
閉じます。
闘いとか、もういいです。誰にも見られない場所で
ひっそりとピーナツに愚痴をこぼしました。










できたペーストをおとなしく
箱に入れます。
7時間。こればっかりでした。
かなり慰められました。







敗退の知らせを聞いた人たちが、
いろんな薬をくれたけど、
痛くて塗れないし貼れないし・・・






引っ越しが近いというのに
使えなくなった右手の親指。







あ〜








なんてこった・・・







治ったらリベンジだっ!!
待ってなさい!!押し切り!!!






※「押し切り」・・ニワトリにあげる草を
細かく裁断する農具。大きな刃が上下についていて
レバーを下げるとサクサク切れます。
なんでもね。