立ちくらむほどの春
歩けば花。振り向けば花。
お花がまっさかりの時期に入りましてね、
気分は「不思議の国のアリス」なわけですよ。
ゴールデンアフタヌーンが頭の中で歌っちゃってるわけですよ。
「こっとりっもーーー!!みんな仲良しこんにちーわーーー!!」
すっくと立ち上がり、スキップで、
青空を見上げながら、両手を広げて
大きな声で歌っていたら
頭がフワフワと空へ飛んでいく気分・・・
たちくらみました。
そのあとの両膝に両手をつけてジッと
時が過ぎるのを待つあたし。
これです。37歳の現実は。
でも♪
やっぱり春なので、
気を取り直して、ルンルンに♪
「あははは♪こらっくすぐったいでしょ!」
春の妖精たちがbigちゃんの周りを飛んで
春のご挨拶。
照れ屋の妖精はbigちゃんの耳元に隠れて
覗き込んでいます♪
「妖精さん♪始めまして♪」
目と目を合わせるbigちゃんと妖精。
と思いきや。
クモ
蜘蛛。
黒い蜘蛛よーーーーー!!!!!!!!!
ちょっとーーー!!!どっから飛んできたのよーー!!!
性別不明の声で叫んで、もういないのに
目に見えないくらいの速さで
ずっと耳元を手のひらではたいてましたよ。
その声を聞いた農家さんが、
「bigちゃんかよ、ススム(甥っ子さん)かと思った。」
ってもーーー!!!!!
せっかくウフフアハハの春だったのにっ!!
そして、とどめの一言。
「bigちゃん、写真撮るとき口開いてるよ。」
あーーーん。だいなし!!