幼いことこそ知識の泉

bigちゃんは、





畑にいても、





ある人が来ているときは、





畑仕事をやめちゃいます。





bigちゃんには、先生がいまして、





彼女がいるときは、





いろんなことを学べるので、





畑に活かすためにも、
しっかりと一緒に時間を過ごします。






先生のお名前は






「みーちゃん」





です。





今年、5歳になりまして、





5歳ならではの知識の泉を
こんこんと湧き立たせ、





惜しみもなく、bigちゃんに注いでくれるのです。





自然学科が担当です。





今日も、いろいろ教わりました。







この小さな赤い実。





ミーちゃん先生は、この実とお話ができるそうです。







みーちゃん「あのね、野菜さんたちが暑いって言ってるって!」






big「そっか、じゃぁ、お水をあげようね」






お水をやっていたら、





水圧でトマトの苗が倒れてしまいました。





そしたら、先生はその赤い実を耳に近付けて
なにやら、おしゃべりしているようでした。








みーちゃん「倒れちゃったトマトさんにね、
ごめんなさいって言えば、いいよって
許してくれるって!」







big「ほほぉ!謝らなければ!!」






そして、ものの1分後には、その赤い実を
ポイって放り投げ、





すたたたたーーって走っていきます。





八重桜の下。





風で落ちてきた桜の花を必死に拾う先生。






「ねぇねぇ、これさ、頭に乗せて♪」






あら!素敵です先生!!
世界に一つのシュシュが出来上がりました。





そのあと、花が萎れるまで、
それはそれはおしとやかに歩いていた先生。






「お姫様だから、そっと歩くのよ♪」






なるほど〜。






お茶の時間に





たいやきを食べていて、





口の周りが大変なことになった姫。





「美味しいのでございます。」





姫はちょっとのことじゃ動揺しないということ。






たいやきを完食して、






先生は次に、春の花を見て回ります。





bigちゃんは、お花が好きだけど、
お花の名前は全部覚えきれません。





そこで、先生に質問してみました。










「これはなんていう名前なの?」






すると、先生は全く迷うことなく、






「はちのこブンブン」





とお答えになりました。





みーちゃん先生は、





常識にとらわれず、





心が感じたように動き、





優しい心を、何に対しても
惜しみなく注ぐこと。





そんなことを教えてくれる、





bigちゃんにとって、
大事な大事な先生なのです♪