THE☆食育講演会!

朝もはよから、ひよこたちにご飯をあげて、

今日はお休み返上で「食育講演会」の
お手伝いに行ってきました〜

山形県の小学校の校長先生。
伊沢先生の講義でした。

昔から校長先生の挨拶は「寝る」時間と決まっています。
白目をむいて倒れる子を運ぶ時間ともいいますね。

でも

伊沢先生は、ちがった!!!
山形弁もさることながら、雄弁でした。
とっても面白かったし、ジーンとするお話ばかりでした。

少しだけご紹介。

伊沢先生が勤務する「二井宿小学校」では、
子どもたちを中心に、自給率50%を目指すために
学校で野菜を作り、学校給食の食材としてその野菜を使っています。
耕耘方法は、子どもたちが選択しました。

1:道具を使わずに手でつくる
2:道具を使う
3:耕耘機などの機械を使う

選択したのは1番。

栽培方法も。
1:農薬をまいて雑草を減らす
2:農薬をまかずに雑草は手で取る

選択したのは2番。
こうして、泥だらけになって野菜作りが始まったそうです。

給食を作る調理士さんは、はじめは
「でこぼこ野菜は皮を剥いたり切ったりするのに時間がかかる」
といって、あまり良い顔をしなかったそうです。

だけど、年を重ねるごとに、調理士さんの意識も変わっていきます。

「毎日給食室から子どもたちが鎌やバケツを持って楽しそうに
畑に出る姿を見ています。畑から帰って来た子どもたちは、
泥だらけになって帰ってくる。そんな子どもたちから作られた野菜を
自分たちが調理する事に誇りを持っています。」
と。
そして、その子どもを持つ家族も変わりました。
子どもの話を聞いて、家族も庭で野菜を作り始めたんです。
もちろん、子どもたちも変わりました。

今までネギが食べられなかった女の子に、
「どうしてネギを食べたの?」
と質問をしたら、

「自分たちで作ったから。」


お野菜への気持ちと、みんなの気持ちを考えたんでしょうね。

子どもたちと一緒に畑に出る若い先生たちも、

「自分の仕事ではない」
と言っていたのに、今では率先して土いじりをするようになったそうです。

すごいよね〜

子どもたちの気持ちが、地域の大人たちの意識までも変えてしまったの。
なにしろ、この伊沢先生、子どもが大好きなんだね、
生徒の名前をフルネームでよく覚えていらっしゃったよ。
たくさんいるのにね。

そんな方が校長先生の学校って幸せだよね。
二井宿小学校に行きたくなってしまいました。

でも、きっと、他の学校でもこういった草の根活動をやられている所は
たくさんあるはずで、続けていって欲しいし、あたしも何か
協力したくなりました〜

小学生になった気分でした♪