イスラエル

今日、60代のご夫婦が訪ねてきました。
娘さんが、イスラエルで生活をしていて、
最近まで遊びに行って来たんだとか。

興味深いお話だったので、ちょっとご紹介。

イスラエルは、有機農業が盛んで、野菜、果物、米なども
市場に行くと量り売りで、どっさり買えるそうです。
乾燥地帯ですが、かん水事業が進んでいるので、水の供給さえ
あれば、風土にあった食物がたくさん育つそう。
コンビニやファミレスなんてないので、食事はもちろん自炊です。
時間をかけて、ゆっくりと作ってゆっくりと食べるんだって。
パンが主食だけど、お惣菜パンやお菓子パンなんてものはないし、
ましてや白いパンなんて置いてないって。
白いパンは栄養も何も入ってないしね。
治安はご存知の通り、あまり良くないけれど、
スーパーや各施設の入り口には、軍隊チェックがあるので
小さな強盗事件や殺人事件はほとんどないみたい。
あるとすれば、夫婦喧嘩くらいだって(笑)

この話を聞いて、あたしは小さい頃を思い出したんだ。

野菜をトラックに積んだ八百屋さんが家の前まで届けてくれたり、
お母さんがドーナツを作って、学校から帰るのを待っててくれたり、
お父さんがお給料日の時だけケーキを買って来てくれたり、
おばあちゃんによもぎ餅を作ってもらったり。
近所おばちゃんがおかずを届けてくれたりね。

人とのつながりが深ーい時代だったなって。

外食なんて、響きすらテンション上がるもので、
特別な日に、特別な服と、靴を履いて、家族みんなで出かけたものです。

高度成長でお金持ちになった日本ですが、
日本人の品格はいまやどうでしょう。。

私もそのうちの一人に入るんだけど、
下品とまではいかなくとも、品がなくなっているよね。

食べたい時に食べたいものが手に入る時代だけど、
それは本当の豊かさではない気がします。
そして、本当の贅沢ではない気もします。

老舗のレストランでさえ、売り上げありきのランチ1000円です。
ドレスコードがあるお店さえなくなりつつあります。

外食は、特別なもの。

豊かさと贅沢は、昔の日本に溢れてたのにね。
この二つの意味をはき違えないようにしようと、
思わされた時間でした。

だから今日のお夕飯は心を込めて〜♪


見て見て〜♪

メニュー
ごはん・・・玄米ベース(大豆、黒大豆、小豆入り)
みそ汁・・・いんげん、ダイコン葉、ブロッコリー空芯菜、わかめ、魚
炒め物・・・味噌ベース(なす、きゅうり)
ふかし・・・錦糸瓜
焼き物・・・つる首かぼちゃ
サラダ・・・トマト、きゅうり、春菊、しかく豆、おくら、空芯菜、ハヤトウリ、からたち

野菜は全て、畑のもの。
贅沢で豊かな食卓です。